今はただ必死に咲いてるから



3/8


あれから、未来を、夏を楽しみにすることが本当に苦しくて。
楽しみにしていたいのに、どこか不安がいつまで経ってもつきまとってきて。

週刊誌の報道なんて、嘘だってたくさんあるし、スルーされることが普通だし。
そんなのもうわかりきってるけど、それでもやっぱり足元は不安定で。


こんな気持ちのまま、夏を迎えていいのかなってずっとずっとおもってた。
6人で会いに行きますっていう言葉も、なんか無理やり言ってくれてるみたいで苦しかった。
永遠なんてないって知ってしまった今、この先の未来で突き放される前にじぶんで離れてしまったほうがよっぽどしあわせなのかもしれないと、そうおもったこともある。



本人の言葉だけを聞いていたいのに。
その姿だけを追いかけていきたいのに。
わたしの目の前には、分厚い半透明のガラスの壁があるように感じてた。
声は聞こえるけど、姿もぼんやり見えるけど、絶対に手は届かないし、あんまりよく見えなかった。
なにも、言えなかった。

でも
7人が6人になった時誰より前を向いてたあなたを、なにも余計な感情を持たずに見続けたかった。












ねえ、りょうくん。十五祭、最高にたのしかったね。

たくさんのものを詰め込んで、これ欲しいでしょ?っていうものを盛り込んで、毎公演最高の3時間を作ってくれたね。
今回のユニットがやんまーちゃんなの、アイスクリームなの、わたしは本当に本当にそれを決めてくれたひと(おおくらさんかな)に感謝してもしきれません。
ありがとうありがとうありがとう。
わたしはやんまーちゃんが本当にいちばんだいすき。
ずーっと変わらず、りょおとしょうちゃんの、やんまーちゃんだったね。
キャンジャニの錦子ちゃんにまた会えるなんて思ってもみませんでした。
かわいすぎて意識が飛びました。
BoNの映像、過去の映像史上最高傑作だったよ、わたしのなかで。
ひさしぶりにガチガチに踊っている6人が本当に本当に本当にかっこよかった。
リョーサンの色気に毎回クラクラでした。
歌うパートが増えても安定感は増していたね。高音も叫びも、響いていたよ。
ひさしぶりにちゃんとシングル曲も踊ってくれたね。かわいかったよ。
アコースティックで6人の声だけが聴こえるあの数分間が最高に心地よかった。
正直、また、Tokyoholicをライブで聴けるとは思ってなかったよ。
やっぱりりょうくんの音楽と言葉使いがだいすきだなあって思ったよ。
だいすきなシングル曲、これでもかって詰め込んでくれるアンコール、ほんとにアンコールかな?終わってしまう時間なの?まだ序盤じゃない?って思うくらいめちゃくちゃしあわせだった。
とにかく、たのしかった。
りょうくんが楽しそうなのが、うれしかった。

オープニングから、8人で始まって7人になって、そして今6人になった関ジャニ∞のことを、俺らまるっとええやろ!って自慢されてるみたいだった。
楽しいことも苦しいこともたっくさん乗り越えてきたよねって一緒に思えた。


6人になってギターとマイクスタンドと両方を抱えてるりょうくんに、まだ何でもかんでも抱えてしまうのかな?ってちょっとだけ不安になった、そこでいつも目頭が熱くなった。



ごめんね、楽しくて仕方なかった十五祭だけど、今年のライブは心ここに在らずの時間が多かったんだ、わたしは。
きらきらひかるたくさんのペンライト、なにも考えられずにぼんやり見つめてる時間がたくさんあった。
反応できないぐらい、心臓がぎゅっとしたときもたくさんあった。







ごめんね、正直でまっすぐな言葉たちが並んでいたのは覚えているけれど、わたしは5人の最後の挨拶の記憶がほとんどありません。
言わなかったけど、言えなかったけど、わたしの初日から挨拶の時間は毎回血の気が引いた。
毎公演、あの挨拶のたびに、聞き入ってるふりしながらりょうくんの言葉は?気持ちは?って思ってた。
あれをみて、あーやっぱりその日は来てしまうのかなって、思ってたところはある。
わたしの考えすぎで、ただいつも通り口下手な錦戸亮がいるだけだよって、思いたかった。

思えなかった。












ツアーが始まってから、最悪の想定はずっとしてました。
バカじゃないの?って言われるかもしれないけれど、錦戸亮さんがいなくなった世界でわたしが生き延びるにはそれぐらいの覚悟と準備が必要でした。
バカかもしれないけど、解散って言われる未来も、5人しかいないライブに自分がいる姿もだいぶ前に考えた。

おかしいね、なにもかも。
楽しかったーっていいながらずっと頭の中はぐるぐるしていたんだよ。
楽しくて仕方なかったツアー中も、でもやっぱり絶対大丈夫はないなってずっと思ってたんだよ。
だから大丈夫も信じるも信じないも永遠も絶対に口にできなかったや。
楽しいだけで済めばよかったのに、ね。
ばかだなあ、わたし。
























ジャニーズのアイドルとしてやりたいことは、関ジャニ∞の一員としてやりたいことは全部全部やりきってくれたんだよね?ね、りょうくん。

9/5の「大切なお知らせ」から、いっぱい泣いて考えてぐるぐるして寝れなくて食べれなくてぼーっとして、でも結局、"錦戸亮らしいな"では片付けられないけど、そういうことなんだろうなって思ってる。

最後に関ジャニ∞として楽しく終わりたかったってことでしょう?
最後に関ジャニ∞として瞳に映った景色は、寂しい顔でも涙でもなくって、だいすきな仲間たちとキラッキラに輝いた東京ドームと笑顔のえいたーだったんでしょう?
最後までアイドルとして、錦戸亮の美学で、自分に正直に、誠実に向き合って、いてくれたんでしょう?

すばるくんの最後の日、泣いてたのに。
自分の最後はやっぱりまっすぐ前だけ向いてたんだよね。












これは本当に想像でしかないけど。

りょうくんの意思を尊重して、なんにも語らずに去らせてくれる5人に、ありがとう。
最後まで一緒に楽しいを続けてくれて、ありがとう。
そして関ジャニ∞を続けてくれる覚悟も、ありがとう。
きっと最後は思いっきり背中を押してくれたんだと思ってる。
こんなに頼もしい仲間がいるのに、離れちゃって大丈夫かな?大丈夫、りょうくん?

大丈夫だよね、きっと。
大丈夫だから1人になるって決めたんだよね、きっと。























21年間のアイドル生活。
15年間の関ジャニ∞
たくさんのものをみせてくれて、ありがとう。


いっぱいいっぱい頑張ってくれてありがとう。
グループ兼任、舞台、ドラマ、映画、バラエティ、音楽
どれもこれも、錦戸亮だから乗り越えてきてくれたことばかりだったと思います。

ずっと頑張ってたこと知ってるよ。
頑張るって言ったら絶対頑張ってくれること、知ってる。
何言われたってずっとずっとずっと頑張ってたこと、知ってる。
8人の時も7人の時もいっつも最前列を走っていたこと、知ってる。
自分の言葉通り、6人になってこれまで以上に頑張って引っ張って走ってくれてきたこと、知ってるよ。



14年間ずっとりょうくんだから、すきでした。
りょうくんだから、すきになりました。

関ジャニ∞でわらっている姿がすきでした。
あんなにかっこよくて仕方がないのに、照れてでろでろになっちゃうあなたが、すきでした。

いつまで経っても思春期かよみたいな距離感のおにいちゃんと、尊敬できてだいすきで仕方なくてだからこそ引っ張っていきますと言えたおにいちゃんと、たっくさん甘やかしてくれて甘やかさしてくれないと嫌なおにいちゃんと、年上だけど年下みたいででも絶対安心して気を許せるおにいちゃんと、正反対ででも絶対的に信頼できる双子の同級生と、年下やのにいつだって甘えさせてくれる頼れる弟と、共に最初を走り抜けてきた小生意気な末っ子と、一緒にいるところが本当に本当に本当にすきでした。


1人になったあなたがみせてくれる新しい景色を、心の底から楽しみにしています。
信頼できる誰かと出会って、手を取り合って新しいものを作り上げてくれることを、信じています。
今後もたくさんたくさんたくさん活躍してください。

わたし欲張りだから、俳優さんもアーティストも待ってるね。
舞台だって挑戦してくれてもいいんだよ。
ミュージカルって知ってる?りょうくんできるでしょ?

あなたの、あなたによる、あなたのための、エンターテイメントに期待してます。
そして、ただただ、幸せになってください。
ならなきゃ困る。
最悪もう表に出なくても、本当に幸せになってください。
これからもこれからも、ずっとずっとだいすきです。
とりあえず待ってるからゆっくりしてね。


本当にありがとう、お疲れ様でした。























































チクショウサミシイな。
綺麗事言ったってこれが本音だよ。
あーすきだ、何も思わないぐらいになりたい。
でもすきなの。すきだよ!もう!

野に咲く花になるまで

もうなるべく泣かないように。おもってることを全部吐き出すことにしました。語彙力がなくって嫌になるけど、ねえ、だれも読まなくていいから吐き出させてね。さっきようやく2人ぶんのラジオを聴いて散々泣きはらしたところですが。






絶対うそだって思ってた。信憑性のカケラもないなって思ってた。相手にする方が、口に出すほうがあほだって思ってた。不安に思う必要なんてこれっぽっちもない、と。こんな現実が来る日を想定してなかった。してなさすぎた。14年間当たり前のように側にあったものが、サラサラと崩れて手の中からなくなっていく、そんな現実にどう対応したらいいのか。まだじぶんでもよくわからない。

だってわたしの知っている14年間で、いちばん、今が無敵なんだもん。無敵だったんだもん。



8人が7人になってしまったときも、あんまりテレビにでれなかったときも、雑誌のページが明らかにすくなかったときも、関西ばっかり背負わされてたときも、いろんなときいっぱいあったけど、全部乗り越えて今ここまできたんだって思ってた。もっと儚く消えてしまいそうなときだって、ちゃんとそこにあり続けてたんだよ。ねえそうでしょう?











週刊誌に書かれたのは1ミリも信じなかった。だってそこにわたしの知っている彼はどこにも見えなかったから。会見するらしいって話がでてきたときも、またまたぁって思ってた。いやないでしょ笑い話かよって思ってた。日曜日、朝あのメールを見た瞬間にはじめて頭の中真っ白になった。指先冷たくて、なにも考えられなくなって、こんなに不安な1時間半はじめてだった。いっそのこと仕事だったらよかったのにって、知らずに11時を迎えられたらよかったのにってそれしか思えなかった。もちろんどんな話かわからなかったのに、もうすでに訳のわからない不安に押しつぶされそうだった。



やってきた11時、時間かかったけど繋がった瞬間に目に入った言葉は、「渋谷すばる」の名前と「辞」ってその漢字一文字だった。もう前がみえなくなった。気がついたら目からは水があふれてて、口から出る言葉は、待って、待って、ってそれだけだった(と思う)。なんかもう、時間止まってよって。







おかしいよねえ。あんなになにひとつ信じてなかったのに、見た瞬間にああ辞めるんだって受け止めてたんだよ。信じられないとかじゃなくて、一番最初にすぐ、現実として受け止めてたんだよ。嫌だとかそういうのじゃなくて、現実なんだって。嘘だじゃなくて待ってって言葉があふれてきたのはそういうことなんだと、思っている。







結局心のどこかで、いつかこういう日が来る可能性だってあるのかもしれないとおもっていたのかもしれないね。今考えると、結局やっぱりあの第一報がでてから不安だったんだなわたし。






道端で泣き崩れかけて、支えられながら家について、ひたすら涙がでてきた。たまに思い出したみたいに情報さがして、また泣いて、なに言うでもなくただ涙した。会見の様子の写真を見て、彼の顔を見て、ああもう全部決まったんだなあって、こんな顔してたらなにも言えないじゃんって、思ってしまった。口下手なのに、ひとつずつ言葉をつなげる姿は本当に真剣に見えて圧倒された。うまく言えないけど、今までとは違う方向の前だけ見据えて、まっすぐした決意のかたまりみたいな姿にしか見えなかった。迷いなんかどこにもないように見えた。くるしかった。












ねえすばるくん。あなたがアイドルとしてやりたいことはもう全部終わっちゃったのかなあ。満足しちゃったのかなあ。だから旅立つ決意をかためてしまったのかなあ。



笑っちゃうけどね、土曜日友達と話してたんだよ。渋谷すばるが辞めるって言われても信じられないよね、錦戸亮のほうがまだ信憑性ある、って。もちろん冗談だけど、それぐらいにはあなたのほうが関ジャニ∞にこだわっていると思ってた。まだまだやりたいこと、やってみたいことあるんだと思ってた。わたしはまだまだ一緒に歩きたかった。背中を追っていきたかった。笑っていたかった。



なんでや、ってわたしも言いたいよ。嫌や、って言いたいよ。夢の中だって思い込みたいよ。



らしいねって言葉で気持ちは片付かないけど、全部ひとりで決めてしまったことも、決めたことからなびかないところも、逃げ道を作らないところも、あなたらしさしかないね。そうだよね、そんな気持ちじゃなきゃ言い出さないし、そんな気持ちだからこそ折れなかったんだよね、きっと。すこしは心揺れたのかな、いやそんなこともないのかな。全部決意してから、これっぽっちも揺れない覚悟を固めてから、自分の外に吐き出したのかなあ。






嫌で嫌で嫌で嫌で嫌でたまらないけど、これからはあなたのその覚悟を、受け止められるように考えることにしました。わたしのだいすきなひとたちは、あなたもまとめて7人でちゃんと真っ直ぐぶつかってきてくれたから。気持ちに寄り添ってくれてるから。それでも前に進もうとしてくれているから。ちゃんと前見るね。



まあ正直なところいまはまだ嫌いになれたらいいのにって思ってる。嫌い、もうどうでもいい、勝手にしろって思いたい。でもこんなに苦しいのに、すきなんだよなあ。関ジャニ∞渋谷すばるを諦められないけど、でも、渋谷すばるという人をみていたいんだよなあ。どんな姿でもいいから輝いて、声を聞かせてほしいって思うんだよなあ。それぐらい、あなたのことが、すきで、どうしても嫌いになれません。ばーか。



信じてるからね。いつか成功する姿を。のびのびと自分のやりたいことして輝く姿を。いまはまだ、6人と1人に分かれた後再び7つの背中が揃うところは考えられないけど。でもいつか、ほんとに遠いいつか。全部やりきってもう全部出し切ったときに、6人と1人と1人で8人の背中揃ったらいいかなあと思うよ。後悔しないでね。未練なんか持たないでね。みんなで後ろ髪引くけど、そんなの気にしないで前だけ進んでいってね、じゃなきゃずっと諦められないからさ。


行ってらっしゃい、すばるくん。行ってらっしゃい。































とまあそんな感じで割り切った気持ちになりつつあるのか、と聞かれればそうでもありません。ちくしょーそんな簡単に受け入れられるかよ!!!!!!!もちろん引きずってるし未だに7人の歌は聴けません。バラエティの姿はまだ観れるけど、歌はむりだなあ。何聴いても多分涙が出てくる、それがたとえ、ふわふわポムポムでもね。



ばーか!なんで!これからまだまだみたいことあったのに!ねえ!わらっていたかったよ!もっと!もっと!あほ!なんでひとりで離れていくんだよ!ばーか!ばーか!



まあいつかは受け止められるようになりたいとは思うので、そんな気持ちを込めて言葉を吐き出してみたつもりです。あなたを含めた7人の口からでてきた言葉だけを信じます。うん。



まずは涙ばっかりじゃなくて、すこしは笑って6人に会いに行けるように頑張ります。すばるくんにどうやって言えるように、ついていくからね。6人が6人としてやって行くことを決めてくれて、ありがとう。



これから続くかはわからないけど、まあたぶん続かないけど、とりあえず吐き出す場所をつくってみました。きみはうつくしい。高橋優くんのBEAUTIFULという曲の一節です。あんな風に人を思いやれる人間にわたしもなれますように。こんな風に思いやる人間に彼らが囲まれていますように。





悲しみが野に咲く花になるまで、は、わたしは思いっきり寂しがって悲しんでわめいてやろうと思います。ああもう高橋優くんの歌って気持ちを代弁してくれすぎる!(笑)