野に咲く花になるまで

もうなるべく泣かないように。おもってることを全部吐き出すことにしました。語彙力がなくって嫌になるけど、ねえ、だれも読まなくていいから吐き出させてね。さっきようやく2人ぶんのラジオを聴いて散々泣きはらしたところですが。






絶対うそだって思ってた。信憑性のカケラもないなって思ってた。相手にする方が、口に出すほうがあほだって思ってた。不安に思う必要なんてこれっぽっちもない、と。こんな現実が来る日を想定してなかった。してなさすぎた。14年間当たり前のように側にあったものが、サラサラと崩れて手の中からなくなっていく、そんな現実にどう対応したらいいのか。まだじぶんでもよくわからない。

だってわたしの知っている14年間で、いちばん、今が無敵なんだもん。無敵だったんだもん。



8人が7人になってしまったときも、あんまりテレビにでれなかったときも、雑誌のページが明らかにすくなかったときも、関西ばっかり背負わされてたときも、いろんなときいっぱいあったけど、全部乗り越えて今ここまできたんだって思ってた。もっと儚く消えてしまいそうなときだって、ちゃんとそこにあり続けてたんだよ。ねえそうでしょう?











週刊誌に書かれたのは1ミリも信じなかった。だってそこにわたしの知っている彼はどこにも見えなかったから。会見するらしいって話がでてきたときも、またまたぁって思ってた。いやないでしょ笑い話かよって思ってた。日曜日、朝あのメールを見た瞬間にはじめて頭の中真っ白になった。指先冷たくて、なにも考えられなくなって、こんなに不安な1時間半はじめてだった。いっそのこと仕事だったらよかったのにって、知らずに11時を迎えられたらよかったのにってそれしか思えなかった。もちろんどんな話かわからなかったのに、もうすでに訳のわからない不安に押しつぶされそうだった。



やってきた11時、時間かかったけど繋がった瞬間に目に入った言葉は、「渋谷すばる」の名前と「辞」ってその漢字一文字だった。もう前がみえなくなった。気がついたら目からは水があふれてて、口から出る言葉は、待って、待って、ってそれだけだった(と思う)。なんかもう、時間止まってよって。







おかしいよねえ。あんなになにひとつ信じてなかったのに、見た瞬間にああ辞めるんだって受け止めてたんだよ。信じられないとかじゃなくて、一番最初にすぐ、現実として受け止めてたんだよ。嫌だとかそういうのじゃなくて、現実なんだって。嘘だじゃなくて待ってって言葉があふれてきたのはそういうことなんだと、思っている。







結局心のどこかで、いつかこういう日が来る可能性だってあるのかもしれないとおもっていたのかもしれないね。今考えると、結局やっぱりあの第一報がでてから不安だったんだなわたし。






道端で泣き崩れかけて、支えられながら家について、ひたすら涙がでてきた。たまに思い出したみたいに情報さがして、また泣いて、なに言うでもなくただ涙した。会見の様子の写真を見て、彼の顔を見て、ああもう全部決まったんだなあって、こんな顔してたらなにも言えないじゃんって、思ってしまった。口下手なのに、ひとつずつ言葉をつなげる姿は本当に真剣に見えて圧倒された。うまく言えないけど、今までとは違う方向の前だけ見据えて、まっすぐした決意のかたまりみたいな姿にしか見えなかった。迷いなんかどこにもないように見えた。くるしかった。












ねえすばるくん。あなたがアイドルとしてやりたいことはもう全部終わっちゃったのかなあ。満足しちゃったのかなあ。だから旅立つ決意をかためてしまったのかなあ。



笑っちゃうけどね、土曜日友達と話してたんだよ。渋谷すばるが辞めるって言われても信じられないよね、錦戸亮のほうがまだ信憑性ある、って。もちろん冗談だけど、それぐらいにはあなたのほうが関ジャニ∞にこだわっていると思ってた。まだまだやりたいこと、やってみたいことあるんだと思ってた。わたしはまだまだ一緒に歩きたかった。背中を追っていきたかった。笑っていたかった。



なんでや、ってわたしも言いたいよ。嫌や、って言いたいよ。夢の中だって思い込みたいよ。



らしいねって言葉で気持ちは片付かないけど、全部ひとりで決めてしまったことも、決めたことからなびかないところも、逃げ道を作らないところも、あなたらしさしかないね。そうだよね、そんな気持ちじゃなきゃ言い出さないし、そんな気持ちだからこそ折れなかったんだよね、きっと。すこしは心揺れたのかな、いやそんなこともないのかな。全部決意してから、これっぽっちも揺れない覚悟を固めてから、自分の外に吐き出したのかなあ。






嫌で嫌で嫌で嫌で嫌でたまらないけど、これからはあなたのその覚悟を、受け止められるように考えることにしました。わたしのだいすきなひとたちは、あなたもまとめて7人でちゃんと真っ直ぐぶつかってきてくれたから。気持ちに寄り添ってくれてるから。それでも前に進もうとしてくれているから。ちゃんと前見るね。



まあ正直なところいまはまだ嫌いになれたらいいのにって思ってる。嫌い、もうどうでもいい、勝手にしろって思いたい。でもこんなに苦しいのに、すきなんだよなあ。関ジャニ∞渋谷すばるを諦められないけど、でも、渋谷すばるという人をみていたいんだよなあ。どんな姿でもいいから輝いて、声を聞かせてほしいって思うんだよなあ。それぐらい、あなたのことが、すきで、どうしても嫌いになれません。ばーか。



信じてるからね。いつか成功する姿を。のびのびと自分のやりたいことして輝く姿を。いまはまだ、6人と1人に分かれた後再び7つの背中が揃うところは考えられないけど。でもいつか、ほんとに遠いいつか。全部やりきってもう全部出し切ったときに、6人と1人と1人で8人の背中揃ったらいいかなあと思うよ。後悔しないでね。未練なんか持たないでね。みんなで後ろ髪引くけど、そんなの気にしないで前だけ進んでいってね、じゃなきゃずっと諦められないからさ。


行ってらっしゃい、すばるくん。行ってらっしゃい。































とまあそんな感じで割り切った気持ちになりつつあるのか、と聞かれればそうでもありません。ちくしょーそんな簡単に受け入れられるかよ!!!!!!!もちろん引きずってるし未だに7人の歌は聴けません。バラエティの姿はまだ観れるけど、歌はむりだなあ。何聴いても多分涙が出てくる、それがたとえ、ふわふわポムポムでもね。



ばーか!なんで!これからまだまだみたいことあったのに!ねえ!わらっていたかったよ!もっと!もっと!あほ!なんでひとりで離れていくんだよ!ばーか!ばーか!



まあいつかは受け止められるようになりたいとは思うので、そんな気持ちを込めて言葉を吐き出してみたつもりです。あなたを含めた7人の口からでてきた言葉だけを信じます。うん。



まずは涙ばっかりじゃなくて、すこしは笑って6人に会いに行けるように頑張ります。すばるくんにどうやって言えるように、ついていくからね。6人が6人としてやって行くことを決めてくれて、ありがとう。



これから続くかはわからないけど、まあたぶん続かないけど、とりあえず吐き出す場所をつくってみました。きみはうつくしい。高橋優くんのBEAUTIFULという曲の一節です。あんな風に人を思いやれる人間にわたしもなれますように。こんな風に思いやる人間に彼らが囲まれていますように。





悲しみが野に咲く花になるまで、は、わたしは思いっきり寂しがって悲しんでわめいてやろうと思います。ああもう高橋優くんの歌って気持ちを代弁してくれすぎる!(笑)